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クロスバ交換機記念の碑  長野県諏訪市諏訪 (NTT諏訪ビル前)



 NTT(当時、電電公社)は、交換技術等の電気通信分野で欧米に学び、自主技術開発に取り組んできた結果、中継交換機としてC82形クロスバ交換機、さらに市内交換機としてC400型クロスバ交換機を開発した。その導入により、全国自動即時網の拡充が大いに促進された。また、海外にも輸出され我が国の交換技術が世界で認められるまでに至った。
 我が国の通信網は、その後、主役が、電子交換機、ディジタル交換機に移り変わってきた結果、諏訪局のC82形交換機が全国最後のクロスバ交換機として役目を終えることとなった。
 奇しくも、平成9年度は交換機、伝送路のネットワークのディジタル化が完了し、ディジタルネットワークとして世界トップレベルをいく通信網が完成されることとなる。
 そのような歴史的に重要な転換期に際し、我が国の通信網の礎となり、また、我が国の交換技術が世界的レベルに至り世界市場でも活躍したクロスバ交換機のモニュメントとしてこれを記録に留める。
1997年7月22日 日本電信電話株式会社 代表取締役社長 宮津純一郎





C82型交換機中継方式図


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撮影:2010.07 / 更新:2010.10.30
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