1. 建築物としての魅力
電話局・通信設備には、「建築物」として美しいものが多く、特に通信用鉄塔を持つ電話局の壮大なデザイン・構造美は本当に魅力的です。
また、電話局・通信設備は耐震性を考慮し、一般の建築物などよりも「無骨で重厚」なものが多く、その「飾り気も、飾る気もない」質実剛健なデザインにも強く惹かれます。
さらに、逓信省・電電公社(NTTの前身)時代に建築された局舎には、近代建築史に残る歴史的な建築物が多く、そのモダンでレトロな美しさは本当に素晴らしいです。
2. 「この中に交換機がある」という魅力
ご紹介している電話局には「交換機」の収容されていない事務棟・線路棟もありますが、やはり電話局・通信設備の魅力は「この中に交換機がある」ということです。
交換機収容局の前に立つ時、世界とつながる壮大なネットワークの広がりを直に感じることができます。
「いろんな人の声や思いが距離を越えて集まっている、通っている」ことを実感できる素晴らしい場所なのです。
3. 探し出す魅力
電話局の所在地は、その多くは各通信事業者によって明らかにされておらず訪問のためには所在地を自分で探す必要があります。
おおよそ半径2~10km程度のエリアをカバーすると言われる電話局を、地図や手持ちの資料(全国電話局施設便覧、全国電話局地図、無線鉄塔の記録、海底線布設区間調書など)、経験や勘、地元の方へのヒアリングなどを駆使して探し出す作業=「局探し」も電話局を巡る楽しさの一つです。
4. 終わりの見えない旅の魅力、知らない町を訪れる楽しみ
コロケーション情報などによるとNTT東西の交換機収容局数は全国で約5000局、一覧表にない局や長距離ビル、無線中継所などを合わせるとそのスケールはさらに壮大です。
日本中のほぼ全ての町にある電話局(通信設備)を巡ることで、一生訪れることのなかった町の素晴らしい景色や文化・歴史と出会うことができることも魅力の一つです。
いつか、日本全国の全ての電話局を巡り「日本電話局地図」を完成させたいです。
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